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親御さんからの洗脳で、何事も『善い・悪い』で考えてしまう人って意外に多いもの。

こういう人は、自分で気づかないうちに、何かわからないものに縛られ続けて、長い間苦しみ続けてしまいます。

どんなにクズな人間でも人に迷惑かけないクズなら悪いわけではないし、優秀だから、真面目だからって全てが善いわけでもない。

なのに、

なんでそんなに、自分のことを裁判官のように評価してしまうの？
そもそもそんな評価に何の価値があるの？

っていうところに気づければ、随分と肩の力も抜けるのだけれどね……。

善悪というものには感情がありませんよね？

本当に大切なことって、物事を善悪で評価するのではなくて、その時の感情をきちんと受け止めることなのです。

喜怒哀楽……

細かい感情をきちんと感じられるのは人間だけの特権です。

そのせっかくの特権、存分に感じなかったらもったいないと思いません？

善悪でばかり考えてしまうことから解放される

「○○だからいい」とか「○○だから悪いんだ」

と口にしてしまったときに、そのことを

「楽しい」「嬉しい」「楽になった」「哀しい」「悔しい」

など、意識して感情で表現できるように練習してみてください。

癖だから、もちろん最初はすんなり変わるものではありません。

でも、意識していれば必ずそこで「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!」と止まれます。

止まれるようになったら、自分の中で言い換えてみましょう。
そのうち自然と表現できるようになって来ますからね^^

善悪ではなく、そのときの感情を感じて語る。

それだけで、物事の受け止め方はずいぶんと変わります。

私もカウンセリング中では、クライアントさんが話してくださることを善悪で語らない、評価しないということはとても意識しています。

善悪で見るのではなく、その時の感情はどういうものだったのだろう？
そんな風に考えながら、クライアントさんの言葉を聞きたいと思って耳を傾けます。

クライアントさんにもこのことはよくお話しします。

すると

「いい・悪いでばかり考えていたからだからダメだったんだ！」
「そうやってやればいいんですね！」

と答えてくれるのですが、これってダメとかいいとか言ってるよね（笑）

これは

「いい・悪いでばかり考えていたから苦しかったんだ」
「そうやってやれば楽になるんですね！」

と言い換えてみましょう^^

身体や心の悪いクセを修正するには、練習が必要なのは同じです。
自分を苦しめている思考の癖に気づいたら、ぜひ、囚われから解放される練習をしてみてくださいね。